こんにちは。DOIC0330です。
2024年がスタートして早11日過ぎました。たった11 日なのに色々ありましたね…
先日ニュースになった八代亜紀さんの訃報、とてもショックです。
猫好きでも有名でテレビなどでも紹介されていました。
「嗚呼!みんなの動物園」(日テレ系)でのねこおじさんとの絡みを最近楽しく拝見したばかりだったので余計に信じられません。
ご冥福をお祈りいたします。
悲しくツラいことが続いていますが今年最初に購入した本が新年最初なのに…いやタイミング的にもぴったりなのかも?と思い、ご紹介させて頂きます。
誰しも「うつ」状態にはなり得ます。
元日の能登半島地震のあと余震に怯えて眠れないこどものニュースを見ました。
東日本大震災でもPTSDが問題になっていましたが命に関わる体験をした人たちには付きまとう病気だと思います。
PTSDや適応障害とうつ病を一緒にはできませんが関連があるのは確かじゃないでしょうか?
こちらの本では躁うつ病の著者の経験について書かれています。
なぜ新年最初にこの本を手にとったのか?
「0円ハウス」という本が有名だし、何よりわたしの父親がこの病気だったからです。
そして私自身がうつ気質だからです。
子どもの頃、躁うつ病(あえてこの病名で記載します)の父親から結構理不尽な目にあってきました。
本人は病気だと認めたくない(精神的な病は恥ずかしいという認識)→なので病院に連れて行かれても治療をすぐ辞めてしまう。
こういった病気では継続的な投薬治療が必須。
当然完治しないまま数十年。苦しかったとは思います。…家族も相当苦しかったですが。
なので子供だったこともあり、当時の父親の苦しみを理解できず「とんでもない親の元に産まれてしまった」という気持ちがぬぐえないまま大人になりました。
大人になり自身がうつ気質なのもあり、父親の苦しみを理解すべく体験談的な本を見つけるとつい手に取ってしまうのです。
そうして手に取ることとなった本書。
タイトル通り大学で講義する、というていで当事者の方に向けて生きやすいように体験談を交えて話は進んでいきます。
読み進めると、ああ、相いれないとも思いました。
…めちゃくちゃポジティブなんです。
ご本人が読んできた同病の本が気に入らないと、文句を言うのではなく覆すような本を自分が書けばいい、といったような。
躁状態の時はこういったポジティブ思考が続くようです。オレすごい!みたいな。
わたしの父親も仕事のあとにほぼ徹夜であちこちドライブに出かけては色んな買い物をして散財していましたがずっと上機嫌でした。オレすごい!マインドだったのでしょうか?
かと思えばすごく繊細で傷つきやすい。
他人の苦しみを分かち合う、なんなら自分のことになってしまう。何気ない一言に傷つく。
これにはわたしも共感です。ひどい時はずっと考え続けて体調を崩します。
父親はすでに他界していますが晩年はずっと臥せっていました。自殺願望まではいってなかったようで安心でしたが動けなくなるくらい何かずっと考え続けたんだろうな、と今なら理解できるような気がします。
本の感想なのか体験談なのか分からない記事になってしまいましたが基本的にまじめな性格の日本人には共感できる本ではないかと思います。
気になった方はぜひ読んでみてください。
震災にあった方の心がひどく傷つきませんように。
お読みいただきありがとうございました。